『オブジェクト指向でなぜつくるのか』を読了しました。
以前にも触れましたが、とてもいい本でした。
オブジェクト指向でプログラミングしたことがない自分でも、その概要が少しはつかめたのではないかと思います。
特に良かったなと思うのが、ポリモーフィズムとUMLについての説明です。
ポリモーフィズムは、自分にとって少しわかりにくい概念でした。呼び出し方法を揃えるだのクラスを継承するだの言われても、実装イメージが湧かなかったので、いまいちピンとこなかったのです。
この本にはサンプルソースが載っていたので、少しはイメージが掴めた気がします。
実際にポリモーフィズムを使ったコーディングはまだしていないので、完全に理解したとは言えないと思いますが……。それはこれから練習したいと思います。
UMLの説明は、自分にとって少々意外な内容でした。
オブジェクト指向でのプログラミングを図式化するために生まれた手段だとは認識していなかったからです。
OPPやったことの無い自分でも、シーケンス図など仕事で使ったこともありました。
ですがUMLとOPP、クラス設計は、切っても切れない関係にありそうです。
とあるブログで、UMLについての解説本が以下のように紹介されていました。
(引用の許可を下さった伊藤さん、ありがとうございます)
実践UML 第3版 オブジェクト指向分析設計と反復型開発入門
- 作者: クレーグ・ラーマン,依田智夫,今野睦,依田光江
- 出版社/メーカー: ピアソンエデュケーション
- 発売日: 2007/11/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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オブジェクト指向プログラミングに必ず出てくるのが「クラス」です。 すでに用意されているクラスを使うことは簡単でも、「自分でクラスを定義しろ」と言われたらどうすれば良いのかわからない、という人は結構多いのではないでしょうか? この本では仮想的な開発プロジェクトを題材にして、オブジェクト指向分析やオブジェクト指向設計の具体的な方法を学ぶことができます。 こういった技術書を読んで、どんなクラスが良いクラスなのか、また、どんなクラスが悪いクラスなのかを評価できるようになりましょう。
プログラマ歴12年の僕が選んだ「10年経っても役立つ技術書17選」 - give IT a try
「UMLわかるとオブジェクト指向設計が出来るようになるのん?」と気になったのでUMLについていろいろ調べてみると、ちゃんと勉強するとクラス設計能力の向上に繋がりそうなお話が至るところで見られます。
オブジェクト指向を始めたばかりで、実践的な知識がほぼ皆無の自分としては、非常に興味をそそられる話です。
ただ上の本はちょっと高すぎて手が出そうにないので(泣)、他の本で勉強してみたいと思っています。いま気になっているのはこのシリーズ。
Kindle版だと安くてびっくりです。
本屋で立ち読みして、良さそうだったら買ってみようと思ってたのですが、今日立ち寄った本屋では見つからなかった……。
でも評価も高いし値段もお手頃だし、気にせず買ってもいいかもしれません。迷う……。
とりあえずはクラス設計については、今日届いたこの本で勉強しようと思います。
クラスに関する知識が薄い状態でデザインパターンから入っても大丈夫なのかはちょっと不安ですが(しかももはやUMLの勉強ではない)、「合理的なものの仕組み」を学ぶのは好きなので、勉強ということを抜きにしても楽しめるのではないかと期待しています。
そんな感じで、オブジェクト指向の入り口に立った自分は、より実践的な勉強を始めるのでした。
今日は一日予定ないし、少しは頑張りたいですね!